株式相場と為替相場はお互いどのようにい影響し合っているのか

最近の為替相場は上にも下にも行き過ぎる印象があります。アメリカの量的緩和早期縮小観測を受けて、一斉に新興国通貨が売られ、投資資金が引き上げられたのもこの例です。これらは投機マネーによってもたらされているため、純粋に投資している人はこの投機マネーの動きに振り回される結果となっています。

 

特に新興国通貨は、市場規模が小さいので、投機マネーの動きで相場が急激に動いてしまいます。長い期間でみれば、相場は徐々に落ち着きを取り戻していくことが考えられますが、一時的な変動率としてはものすごいインパクトがあります。素人が下手にFXでレバレッジをかけて投資していると、あっという間にロスカットを余儀なくされることさえあります。それくらい今の為替相場は値動きが激しくなっています。

 

上記のように投機マネーの影響で為替相場の値動きが荒くなっていますが、このことにプラスして最近ではシステムトレードやアルゴリズム取引、コンピューターによる超高速取引が拍車をかけていると考えられます。為替相場と株式指数を連動させた取引なども見受けられ、日経平均先物指数が上がったら円を売る、下がったら円を買うといった取引手法も最近よく耳にします。株と為替をリンクさせた取引が行われている限り、株と為替は当然連動しますし、相関も高まると考えられます。

 

しかし、これらの取引手法が現状では流行っていますが、これから先ずっと続く訳ではないと考えます。例えば日経平均採用銘柄が変わっていけば、為替に対する感応度も当然変わってきます。現在の日経平均採用銘柄は、ドル円が円安に振れると業績が上振れる利益構造になっていますが、これから先、日経平均採用銘柄のうち円高になると利益が増える会社の占めるの割合が増えれば変わっていきます。今の時代では当たり前でも先々では全く意味のない結果にさえなります。

 

株と為替は時代とともに相関も変わっていきます。